規格部部長 上村隆司 (右)

規格部副部長 田中圭祐 (左)


品質を維持していく大事な役目

組合には、規格について意見を交わし合う部会『規格部』。

現在は6人ですが雪美人ができたときからあります。

規格部の主な役目は、目合わせや品質検査です。

どんな箱を開けても、同じものが入っているのが共選だからね。

シーズン通して二週間に一度、全員で集まってみんなの出荷箱を勝手に開けて抜き打ち検査をしています。

生産者全員を信頼しているから、二週間に一度のペースで行っています。

確認という意味でね。

抜き打ち検査の実施日については規格部以外の人には伝えないので、

いつ行われるかわからない。

出荷箱を開けてみて、直した方が良いことがあればきちんと生産者に伝えます。

たとえベテラン生産者だとしても、同じようにきちんと伝えますよ。

その他、月に一度、市場さんを呼んで計画立てて切り前の目合わせをしています。

その時の気候によって切り前もだいぶ変わるのでね。

暑い日が続くと開花が進みますし。

花を切るタイミングの見定めは難しいです。

特にカサブランカとかザンベジは、合わせること大事。

そこまで気にしなくてはいいと言われる誤差の違いまで話し合います。

新しい品種があったりすると、切り前が若干違ってきたりするけど、

やっぱり直した方がいいというものはそんなにないです。

 

 

ギリギリのところで勝負している。

津南らしさは、品質の高さ、揃い。ボリューム感などです。

ちょっとでも蕾の先端が割れていると、切り前が緩いと言われことがあります。

そうすると、ボリューム感が出なくて津南らしさが出せない。

それをどうするかと言うことはいつも議論になります。

 

 

硬さは必要だけど、

ある程度のボリュームは必要。でもある程度、ボリュームがあれば垂れる。

その中で硬さだけを求めるのはどうなのだろうと思うところもあります。

品質の基準を厳しくするのは簡単ですよ。

あれもダメ。これもダメ。

そうするとロス率が多くなって産地が潰れてしまう。

だからといって、ある程度の線を超えて緩くしてしまえば、

5年6年、その先10年後、雪美人はなくなってしまうと思う。

早く切るか少し待つか。

いつもそこはせめぎ合いです。

 

 

 

飲んでもユリの話ばっかりだね(笑)

ユリのトップ産地だからと言って追われている感はありません。

養成産地だから津南にしかできないことをやっているという感じで、

みんな求められているものをやっていけばいいと思っている。

お客様が使う時に、一番美しい状態ってどんなだろう。

どのようにして使っているのだろう。

ってね。

私たちの先代が基盤を作ってくれたから今がある。

今までのことを守りながら、新しいことにも取り組んでいかなくてはと思っています。

全部が全部、カサブランカ同様の厳しさでやっていくのは大変です。

新しい色物品種には色物の規格も必要です。

そのあたりは、仲間同士確認し合います。

例えば、エマニーを作っている人はエマニー部会を作って、その人たちだけで目合わせをしています。

規格部を抜きでも、同じ品種を作っている人同士で品種ごとの目合わせをしているんですよ。

ザンベジやセーラもそうだね。

タクソンの始まりの時に話し合っているよ。

品種ごとに揃うようにって、

仲間で声をかけながらやっている。

みんな熱いよね。

みんなプライド高いよね。

絶対妥協して出したりしない。

意識の高さ、緊張感、高さは半端ないね。

でもね、それが当たり前と思っているからそんなに大変じゃないんですよ。

飲んでいてもいつもユリの話だよね。

よくユリの話ばっかりで飲んでられると思うよ。

だってそれしか知らないんだもんね。(笑)