養成球根の掘り取り作業のこと 江⼝ 裕

一年かけて太らせた養成球根の掘り取りは10⽉15⽇くらいから⼀ヶ⽉くらいかけて作業します。量が多いので大変です。

⼤きさを揃えて選別 選別を繰り返しながら同じような球根をまとめておきます。
⼤きさ揃えずにサイズがバラバラになっていると植えるときに困るので。

⼩さかったり腐っていたり、使えないと判断すれば取り除きます。取り除く率は 5%以内に収まれば御の字。だいたい2〜3%。過去には、品種によってですが、10%までい ってしまったこともありますが、ロス率をできるだけ低く抑えるように努⼒しています。



オランダでは養成球根の掘り取りは機械。
⽇本では(球根養成しているのは津南だけです)⾯積が⼩さくて、それほど需要があるわけではないので⼿作業です。

雪美⼈のボリューム感と品質を出すためには、津南の環境で球根を養成することは必須。
ただ、なんでもかんでも全て⼤きくすればよいというものではありません。
⾊物の球根は、 ⼀ヶ⽉ぐらい前から、ちょっとずつ試し掘りしていって、ランダムに抜いて様⼦を⾒ます。
毎年10⽉に⼊ると、球根が急に太って来るので、 様子を見ながら⼤きくなりそうだと判断したら上部を切りとばす。
上部を切り⾶ばさなくても良いと判断しても、気がつくと⼤きくなってしまうという失敗もあります。
輪数の調整は難しいです。

あんまりデカすぎると良くないのですが、正直言うとデカイの⾒ると嬉しくなっちゃいます。(笑)

何度も繰り返し選別。
選別が終わったら、はじいた球根をまた選別。
単純ですが⾒極めが難しいため、慣れたベテランパートさんによる作業です。

養成球根を堀り取った畑は、翌年は違う作物を作っている農家さんに引き渡します。
同じ作物を続けて植えると障害が起きてしまうからです。
栽培できる間隔は5年くらいと云われています。
5年間、違う畑で栽培。球根養成は⼟地がないとできません。
今の時代、それほど条件の良い土地はないので難しいですよね。

課題を持って外に出ていくことは⼤事。
畑で作ることだけではなく、卸売市場など外へ定期的に⾜を運んで、
⾃分の花が⼀体どのような状態になっているか、
どのように売られてどのような⼈が買ってくれているのかなどを見に行きます。

お客様が欲しいという品種を安定的に供給するのが役⽬だと思っています。
品種数を少し減らして売れ筋を安定して⻑く作るようにしていきたいです。

*江⼝さんは来年(2019年)リリーアンバサダーとしてユリの魅⼒を伝えていきます。